子供部屋おじさんという言葉をニュースやネットで一回は見聞きしたことがあるのではないだろうか。
子供部屋おじさんとは成人して何年も経っているにも関わらず、実家の子供部屋で暮らしているおじさんのことである。
ネットなどではいい年して自活する能力がない、ダメな中年おじさんを揶揄するような言い回しでこの言葉が使われることが多いような気がする。
かくいう僕もアラフォーのおじさんだが、いまだに実家の子供部屋に生息している典型的な子供部屋おじさんである。
現役バリバリの子供部屋おじさんとして子供部屋おじさんの良い面や悪い面について考えていきたいと思う。
いい年して実家暮らしはまずいことなのか
いい年して実家に暮らしている中年のおじさんに対する世間の風は冷たい。
「自立できていない」
「いつまでも親のスネをかじっている」
「ニートや引きこもりなのではないか」
「つーか、きもいんですけど」
などマイナスなイメージで見られがち。
僕も一度一人暮らしに挑戦したことがあるが、経済的に厳しくなって数か月で実家に出戻ってしまった。
一人暮らしのメリットはなんと言っても一人の空間がある開放感だろう。
誰にも干渉されることなく気ままに過ごすことができる時間はとても快適だった。
ただし、安アパートだったので部屋が狭かったのは難点だったけど…
続いてデメリットしては食事を用意しなければいけないのが面倒ということだ。
食事は一番お金がかかるし、手間もかかる。
一人分だと自炊しても大して節約にならないし、かといっていつもコンビニやスーパーの弁当だと飽きてしまうし健康に悪い。
世間からはあまり良く思われない中年の実家暮らしだが、世間の目は気にせず自分でしっかりメリットとデメリットを比べて、一人暮らしか実家暮らしするか判断すべきだろう。
実家暮らしはコスパ最強
実家暮らしの最大のメリットはなんと言ってもコスパがいいところだろう。
家賃もかからないし、水道光熱費も家族共用だったら金額もあまりかからない。
一人暮らしをしたとするならば節約してもひと月15万円はかかってしまう。
それに比べ実家暮らしなら、自分の食事・光熱費代として家に数万円入れたとしても出費はずっと低く抑えられる。
僕のような安月給の底辺人間だと生活費で給料の大半を持っていかれてしまい、小遣いや貯金のお金が無くなってしまう。底辺人間にとってはコスパがいい実家暮らしは魅力的なのだ。
状況が許すなら子供部屋おじさんになろう
ちょっと前に老後二千万円問題でも話題になっていたが将来の年金額が下がってしまうことは避けようがないみたいである。
人間誰しも年を取れば体も衰えてきて働けなくなるときが必ず来る。
そのときに貯金がなければ、年金に頼るしかなくなる。
僕が年金を受け取ることになる20~30年後はおそらく年金だけでは生活できる金額をもらえないだろう。そうなってくるとある程度の貯金額が必要になる。
最低でも二千万円は必要とのことだが、僕ら底辺人間にとって二千万円を貯金することはある意味オリンピックに出場することくらいに難しい話である。
そう考えるとやはりコスパ最強の実家暮らしを可能な限り続けた方が良いのではないか。
実家が田舎で実家からだと職場に通えない人や、すでに両親が他界してしまっているなど実家暮らしのできない理由がある人は別として、底辺の人にはなるべく実家暮らしすることをおすすめする。
僕ら底辺に世間の目など気にしている余裕などない。
とにかく詰まないことを考えるべきだ。
自信をもって子供部屋おじさん(おばさん)になろう!
人の目なんてしったこっちゃない!