うつ病を寛解させて働き続けることがゴール

うつ病

うつ病を治すこと自体は難しくない

うつ病は大変つらい病気である。
仕事もできなくなるし、趣味も楽しめない、睡眠も満足にとれないなどつらいことだらけだ。

しかし、精神科医療も進んできているし、薬もよく効くものが開発されているため、医者の指示通り薬を服用し、数か月以上休養を取れば大体のうつ病は良くなる。

だが問題はその後だ。
専業主婦や親が金持ちで働かなくてよい人を除いてほとんどの人は仕事をしなければ生活ができない。
数か月~一年程度休養し、うつ病の症状が軽減したら復職や再就職をすることになる。

これが一筋縄ではいかない。
度うつ病にかかると疲れやすくなるし、治療のため床に臥せっていた期間が長いせいで体力も落ちてしまっている。
また再発の恐怖心もあり、ちょっとしたことでもストレスを感じやすくなる。

結果うつ病が再発して仕事を続けることができなくなり、下手をしたら一度目のうつ病発症時より症状が重くなってしまうこともめずらしくない。

仕事を続けられない自分に対するいら立ち、経済的不安、うつ病の症状のつらさ、再発への恐怖などうつ病患者が抱える苦悩はとても深刻だ。

うつ病患者が社会復帰できる環境の整備が求められる

製薬会社や精神科医の方々の努力によって幸いにもうつ病の寛かい率はどんどんあがっている。
これ自体は素晴らしいことだし、関係者の皆様には感謝しかない。

しかし、一度うつ病にかかってしまった人の社会復帰のための環境の整備はまだまだ途上だと感じる。
アルバイトも厳しいくらいの症状の人のためのものとして作業所や就労移行支援などがあるが、社会復帰へのリハビリの場としては正直微妙だ。

僕も就労移行支援に半年くらい通っていた時期がある。
様々な障害を持っている人と、話し合いや作業をしたり、支援員と共に実際の職場に赴き仕事をするなど実際の就労を見据えた訓練をしてくれる場。

一人でいると塞ぎがちになるが就労移行支援に通うことにより、気分がまぎれる。
支援員も親身に話を聞いてくれるし、障害を持ちながらも社会復帰を目指す人は人間的にも好感を持てる人が多く、うつ病のリハビリにはとてもよかったと思う。

とはいえ、実際の就労の訓練としては十分とは言えない。
やはり、リアルの職場は仕事の量や質・コミュニケーションスキルなど求められるものが多い。
就労移行支援でのリハビリを終えて、いざ障がい者雇用や一般雇用で働いたとしてもほとんどの人が一年も続けることができないというのが実情だった。

うつ病にかかる人は真面目な人が多く、丁寧な仕事をする人が多い。
うつ病患者が働けない状態が長く続くのは患者本人、社会にとっても大きな損失。

うつ病患者自身の努力が必要なのは言うまでもないが、社会全体でうつ病患者の社会復帰をバックアップする必要性を強く感じる。

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