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破綻しているキャリア形成
僕は高校卒業して以来、30社以上の職場を転々としてきた。
アラフォーの平均的な転職回数は2~3社位である。
30社以上は我ながら多すぎると感じる。
何かしら欠陥があると思われても仕方ない転職回数だ。
キャリア形成などとは全く無縁の人生。
社会のレールから外れて久しい、ある意味世捨て人とも言える。
ここまで転職が多いと、履歴書に自分の職歴を正直に書くことはできない。
良くないことなのかもしれないが、多少の修正は仕方無いと思う。
考えてみてもほしい。
あなたが面接官だったら30社以上の職場をフラフラしている人間を採用したいと思うだろうか。
僕が面接官だったら絶対に採用しない。
すぐ辞めるのが目に見えており、採用の手間とコストをドブに捨てるようなものだ。
履歴書を書く時は5社から7社以内にとどめている。
さすがに1社とか2社では書けない。
どこか罪悪感があるのと、今までの転職回数が2社以内ということは1社で十年近く働いていることになる。
10年以上ということはその道のスペシャリストである。
それなりのキャリアや知識があって然るべき。
入社してからの仕事ぶりや、会話で嘘が簡単に見破られてしまうのは目に見えている。
職場で相談できる人を作れない
僕が一つの職場で長続きできない理由は色々あるが、中でも一番大きい原因は職場の同僚や上司と良好な人間関係が築けないことだろう。
生れつき人と仲良くなるのが苦手で高校卒業まで友達は少なかったし、部活もやっていなかったので、組織の中での立ち居振る舞いというのが身についていない。
恋人や親友もできたこともないし、人と長期的な関係を作る、ということができない。
世間で流行しているものも興味が湧かず、映画、ドラマなどもほとんど見ないから話題のバリエーションも乏しい。
今さらそういったことを勉強する気にもなれないので、対人スキルが向上する機会がないのだ。
自分で言うのもなんだが、真面目だし仕事の覚えはどちらと言うと良い方なので、ありがたいことに職場の上司からは期待されることが多い。
しかし、職場内で相談できる人やガス抜きの会話ができるような仲間を作ることができないために、ストレスがかかった際にストレスを発散する方法が限られてしまう。
仕事は一生懸命頑張るのだが、3か月~半年位が経った頃にはストレスで参ってしまい、耐えきれなくなり退職、というパターンが多い。
自分から心を開く
自分では若いつもりだが、世間様から見れば立派なオッサンと言われる年齢だ。
仕事を変え続ける不毛な人生は終わらせなければいけない。
転職ばかりだとお金も貯まらない、スキルも身につかない、自尊心も高まらない、親戚や知り合いに合わす顔が無くなりどんどん孤独になってしまう。
仕事が続かないというのは本当に人生にとって害悪であり、絶対に解決しなければいけない問題。
この問題から逃げることは許されない、と思っている。
それには自分の最大の弱点である、人と良好なコミュニケーションが取れない、という問題をクリアすることが必要。
職場の人間関係はあくまでも一緒に仕事をする上で支障がなければよいので、何も親友を作る必要性はない。
とはいえ、困った時に相談できる人や気晴らしに軽い雑談をする程度の仲間がいなければしんどくなるのも事実。
まずは自分から心を開き、なるべく笑顔を心がけ、ちょっとしたことでも話しかけるようにする、などできることから態度を改めたいと思う。